この記事では、下記の2つの疑問にお答えします。
①年金事務所に予約をした方がいいの?(予約をした方が良い理由。予約の仕方。)
②年金事務所に何を持って行ったらいいの?
この記事では、年金事務所に行く前に、知っておいてもらいたいことについて、説明します。年金事務所に行ったことが無い人や、しばらく年金事務所に行っていない人に、ぜひ読んでもらいたいです。
なぜ、読んでもらいたいかを説明します。
いきなり年金事務所にいってしまうと、必要な書類が足りなくて、書類を受け付けてもらえないことがあります。
身分証明が無かったり、代理の人が窓口に行く場合は、委任状が無いと、一般的なことしか教えてもらえず、書類を提出することもできません。
その場合、再度年金事務所に行くことになり、二度手間になってしまいます。
予約をせずに行ってしまうと、混んでいると1時間以上待たされる場合があります。
年金事務所に行く前に、この記事を読むことによって、無駄な労力や時間をかけずに、スムーズに年金相談ができるようになります。
目次
予約をした方が良い理由
予約をした方が良い理由は、3つあります。
①待ち時間の短縮
予約をしなくても、相談は受け付けてくれますが、予約をしている人が優先されるため、混んでいると30分以上待たされることがあります。
予約をすることによって、希望した時間にあまり待たされずに、年金相談することができます。
②相談時間の短縮
予約をすると、相談内容にあわせて、事前に準備をしておいてくれるので、スムーズに対応してもらえます。
③年金事務所側のミスが減り、手間が減らせる。
事前準備をする時に、必要な手続きについても、あらかじめ調べてくれるので、年金事務所側のミスを減らせるので、書類の訂正や追加提出などの手間が減らせます。
このように、予約をすると、余計な労力や時間を使わなく済むようになるので、必ず予約してから、行くことをオススメします。
予約は相談日のどれぐらい前からできるのか?
予約は、相談希望日の1ヶ月前から前日までの間で、取ることができます。予約枠には限りがあるため、少し早めに予約をすることをオススメします。
行く当日に予約を取りたい場合は、行く年金事務所に電話をして、予約枠が開いていれば、当日に取れる場合があります。
予約が取れる時間
年金事務所にどのように予約をするのか?
予約電話を入れる前に、次の3つを手元に用意しておきましょう。
①基礎年金番号またはマイナンバーがわかるも物。
②メモ。
③筆記用具。
基礎年金番号は何を見たらわかるのか?
基礎年金番号がわかる物としては、次の物があります。
●年金手帳
●基礎年金番号通知書
●国民年金保険料の納付書、領収書
●年金証書
●日本年金機構から届いた通知書(改定通知書、振込通知書など)
※会社で厚生年金に加入している人は、会社で社会保険の手続きをしている人に聞けば、基礎年金番号を教えてもらえます。
マイナンバーは何を見たらわかるの?
マイナンバーがわかる物としては、次の物があります。
●マイナンバーカード
●通知カード
●個人番号が印刷された住民票
※役場で住民票の交付を受ける時に、マイナンバー入りの住民票を希望すれば、マイナンバーを印字してもらえます。
基礎年金番号もマイナンバーもわからない場合は、どうするの?
基礎年金番号もマイナンバーもわからない場合は、日本年金機構から送付されたねんきん定期便の照会番号を電話で伝えましょう。
※ねんきん定期便は、公的年金に加入している人に、毎年、お誕生月ごろに送られてきます。
相談内容によって、聞かれることを調べておきましょう
相談内容によって、次のことを電話で聞かれるので、調べておきましょう。
準備ができたら、電話をかけましょう
電話をかける準備ができたら、年金事務所に電話をかけましょう。
年金事務所の場合は、、自動音声案内が流れるので、最初に『1』を押し、次に『2』を押せば、年金相談の担当につながります。
もし、押し間違えても、担当部署に回してもらえるので、問題ありません。
電話がつながったら、どうするのか?
電話がつながったら、次のことを伝えましょう。
●具体的な用件
●本人が行くのか、代理の人が行くのか。
●予約の日時。
※用件を伝えれば、電話に出た人が基礎年金番号などを聞いてくるので、指示に従いながら、必要なことを伝えましょう。
要件は具体的に伝えましょう
要件は下記のように、具体的に伝えましょう。
●老齢年金の請求手続きをしたい。
●年金加入記録を確認したい。
●夫が死亡した場合にもらえる遺族年金額が知りたい。
●源泉徴収票の再交付がしたい。
●母が死亡したので、死亡に関する手続きをしたい。
年金事務所に持っていく物を確認しましょう
予約の電話をした時に、年金相談に必要な物を聞きましょう。
年金相談に必要な物は、年金相談の内容、加入記録、家族構成などによって、人それぞれ必要な物が違います。
具体的な用件を伝えて、年金相談に必要な物を教えてもらい、忘れないようにメモしておきましょう。
年金事務所に行く前に、年金相談に必要な物を確認しておかないと、書類不備になり、用件が果たせず、再度年金事務所に行くことになってしまいます。
事前に電話で年金相談に必要な物を確認しておくことことで、余計な手間が減らせます。
年金相談に必ず必要な物
●年金事務所に行く人の身分証明書(必ず必要です。)
身分証明書が無いと、一般的なことしか教えてもらえず、書類を提出することもできません。
必ず、持参しましょう。
身分証明には1つだけでいいものと、2つ以上必要なものがあります。
1つだけあれば身分証明書となるもの
●運転免許書(運転経歴証明書)
●マイナンバーカード
●パスポート
●住民基本台帳カード(写真付きのもの)
●身体障害者手帳、精神障碍者手帳、療育手帳
●特別永住者証明書、在留カード
など
2つ以上ないと身分証明書とならないもの
●保険者証(健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療保険、介護保険、船員保険、共済組合)
●公的年金の年金証書または恩給証書
●年金手帳、基礎年金番号通知書
●日本年金機構の通知書(改定通知書、振込通知書など)
●通帳、キャッシュカード、クレジットカード
●印鑑証明書
など
マイナンバーを使用して年金相談したり、提出書類にマイナンバーを記入する場合は、通帳、キャッシュカード、クレジットカードは、個人番号法上では身分証明として、認めてもらえません。
マイナンバーを使用して年金相談を行う場合は、通帳、キャッシュカード、クレジットカード以外の身分証明書が必要となります。